2023.11.12
- 活動報告
デジタル関連講座「ITフリールーム」開催しました。
今日はITフリールームの特別講座を開催しました。
もともとITフリールームは、様々なIT技術の勉強で困ったり、行き詰った時の自由相談会となっています。
今日は、特別講座としてゲーム感覚でプログラミングの勉強を行いました。
そもそもプログラミング言語って何?
プログラミング言語とは、コンピューターに何をさせたいのか、人間がコンピューターに伝えるための言語です。例えば、あなたはパソコンで「メモ帳」を開いて、次のような文章を入力したとします。
今日はいい天気ですね。
この文章は、日本語という言語で書かれています。日本語は、人間同士が意思疎通をするために使われる言語です。
コンピューターも、人間と同じように、何かをするためには、指示が必要です。コンピューターに指示するためには、コンピューターが理解できる言語を使う必要があります。その言語が、プログラミング言語です。
プログラミング言語は、コンピューターが理解できる単語や文法で構成されています。例えば、プログラミング言語の一種である「Python」では、次のようなコードを書くと、先ほどの文章と同じ内容が表示されます。
print("今日はいい天気ですね。")
このコードは、Pythonというプログラミング言語で書かれたプログラムです。このプログラムを実行すると、パソコンの画面に「今日はいい天気ですね。」という文字が表示されます。
プログラミング言語は、このように、コンピューターに何をさせたいのかを、コンピューターが理解できる言語で伝えるためのものです。
プログラミング言語には、さまざまな種類があります。それぞれのプログラミング言語には、得意とする分野や特徴があります。
例えば、Webアプリケーションの開発によく使われるのが「Java」や「PHP」などの言語です。ゲームの開発によく使われるのが「C++」や「Unity」などの言語です。データ分析によく使われるのが「R」や「Python」などの言語です。
プログラミング言語を学ぶのは、決して簡単なことではありません。しかし、学ぶことで、自分の世界を広げることができます。
高齢者の方でも、プログラミング言語を学ぶことは可能です。最近では、高齢者向けのプログラミング教室も増えてきています。
高齢者の方がプログラミング言語を学ぶメリットは、大きく分けて2つあります。
1つ目のメリットは、新しいことを学ぶことで、脳の活性化につながるということです。
2つ目のメリットは、プログラミングのスキルを身につけることで、新しい仕事や副業につながるということです。
高齢者の方でも、プログラミング言語を学ぶことで、新しいことにチャレンジし、人生をより豊かにすることができます。
勉強しやすいプログラミング言語
Python
Pythonは、汎用性の高いプログラミング言語です。
特徴は、以下のとおりです。
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シンプルで読みやすいコード
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豊富なライブラリとフレームワーク
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機械学習やデータサイエンスなどの分野で人気
使用分野は、以下のとおりです。
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Webアプリケーションの開発
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データサイエンスや機械学習
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ゲーム開発
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人工知能
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組込みシステム
C#
c#は、Microsoft社が開発した、オブジェクト指向型のプログラミング言語です。
特徴は、以下のとおりです。
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オブジェクト指向型プログラミングの機能を豊富に備えている
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.NET Frameworkや.NET Coreなどの開発環境をサポートしている
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WindowsやAndroid、iOSなどのプラットフォームで使用できる
使用分野は、以下のとおりです。
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Windowsアプリケーションの開発
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Webアプリケーションの開発
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ゲーム開発
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モバイルアプリケーションの開発
HTML/CSS
HTMLとCSSは、Webページの作成に使用されるプログラミング言語です。
HTMLは、Webページの構造やレイアウトを定義します。CSSは、Webページの見た目を装飾します。
特徴は、以下のとおりです。
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習得しやすい
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無料のツールやリソースが豊富
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幅広い用途で使用できる
使用分野は、以下のとおりです。
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Webサイトの開発
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ブログ
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電子書籍
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オンラインショップ
Swift
swiftは、Apple社が開発した、オープンソースのプログラミング言語です。
特徴は、以下のとおりです。
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シンプルで読みやすいコード
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安全性とパフォーマンスに優れている
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マルチプラットフォームに対応している
使用分野は、以下のとおりです。
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iOSアプリケーションの開発
-
macOSアプリケーションの開発
-
watchOSアプリケーションの開発
-
tvOSアプリケーションの開発
各プログラミング言語は、それぞれに特徴や得意分野があります。
目的や用途に合わせて、適切な言語を選択することが重要です。
もともとITフリールームは、様々なIT技術の勉強で困ったり、行き詰った時の自由相談会となっています。
今日は、特別講座としてゲーム感覚でプログラミングの勉強を行いました。
今日の特別講座は、Swiftにトライしました!
Swiftとは、スマホのiPhoneでおなじみのアップル社が提供しています。
さっそくswift play groundsをつかって勉強を進めましょう。
swift play groundsは、コードエディタと実行ボタンが備わっており、簡単なコードを入力するだけで、すぐにプログラムを実行して、その結果を確認することができます。
バイトくんを動かそう(キャラクターです)
さて、swift play groundsを使って、簡単なゲームを作ってみましょう。
まず、以下のコードを入力します。
import PlaygroundSupport
class Byte {
var x: Int = 0
var y: Int = 0
func move(dx: Int, dy: Int) {
x += dx
y += dy
}
}
let byte = Byte()
byte.move(dx: 10, dy: 10)
PlaygroundPage.current.liveView = byte
このコードを実行すると、画面に「Byte」という文字が表示されます。
「Byte」のx座標を10、y座標を10に移動させるコードを追加しましょう。
import PlaygroundSupport
class Byte {
var x: Int = 0
var y: Int = 0
func move(dx: Int, dy: Int) {
x += dx
y += dy
}
}
let byte = Byte()
byte.move(dx: 10, dy: 10)
PlaygroundPage.current.liveView = byte
このコードを実行すると、画面に「Byte」が10ドット右、10ドット上に移動します。
このように、コードを入力するだけで、簡単にキャラクターを動かすことができます。
バイトくんを動かすゲームをさらに発展させてみましょう。
以下のコードを追加します。
import PlaygroundSupport
class Byte {
var x: Int = 0
var y: Int = 0
func move(dx: Int, dy: Int) {
x += dx
y += dy
}
func checkCollision(with other: Byte) -> Bool {
return x == other.x && y == other.y
}
}
let byte = Byte()
let otherByte = Byte()
otherByte.move(dx: 10, dy: 10)
if byte.checkCollision(with: otherByte) {
print("衝突しました")
} else {
print("衝突しませんでした")
}
PlaygroundPage.current.liveView = byte
このコードを実行すると、画面に「Byte」と「otherByte」という文字が表示されます。
「otherByte」を「Byte」と衝突させるコードを追加しましょう。
import PlaygroundSupport
class Byte {
var x: Int = 0
var y: Int = 0
func move(dx: Int, dy: Int) {
x += dx
y += dy
}
func checkCollision(with other: Byte) -> Bool {
return x == other.x && y == other.y
}
}
let byte = Byte()
let otherByte = Byte()
otherByte.move(dx: 10, dy: 10)
if byte.checkCollision(with: otherByte) {
print("衝突しました")
} else {
print("衝突しませんでした")
}
PlaygroundPage.current.liveView = byte
このコードを実行すると、画面に「衝突しました」と表示されます。
このように、簡単なコードを追加するだけで、ゲームの機能を拡張することができます。
バイトくんを動かしながら、ゲーム感覚でswiftを学んでみましょう。
今日の講座について
本日は、プログラミング言語のswiftについて、iPadを使って勉強しました。
swiftは、シンプルで読みやすいコードが特徴で、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。
iPadにswift playgroundsをインストールすれば、すぐにでも始めることができます。
おおいに盛り上がり大変好評でしたので、次回も引き続き、swiftについて学んでいく予定です。
講座終了後、参加者の方から、以下のような感想をいただきました。
-
「初めてプログラミングを勉強しましたが、思ったより難しくありませんでした。もっと勉強して、いろいろなものを作ってみたいと思います。」
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「swiftは、シンプルでわかりやすい言語ですね。もっと使いこなせるようになりたいと思いました。」
担当:井本