2025.08.21
- 活動報告
終活とエンディングノート
終活とエンディングノートについて、出張講座を開催しました。
新宿諏訪郵便局 伊東局長よりお話をいただき、非常にわかりすい講座でした。
最近よく耳にするようになった「終活(しゅうかつ)」という言葉。
「まだ自分には早いかな」と思われる方も多いかもしれません。けれども、終活は“人生の終わりの準備”というよりも、今を安心して、より豊かに暮らすための活動でもあります。
その代表的な方法のひとつが 「エンディングノート」 です。
エンディングノートとは?
エンディングノートは、自分の思いや希望を自由に書き残すためのノートです。法律的な効力はありませんが、家族や大切な人に自分の気持ちを伝える大切な手段になります。
書き込める内容はさまざまです。例えば…
自分のこれまでの思い出
医療や介護についての希望(延命治療の考え方など)
もしものときに連絡してほしい人の名前や連絡先
預貯金や年金など、暮らしに関わる情報
家族や友人へのメッセージ
書くことで得られる安心
エンディングノートは、ただ「残すため」に書くのではなく、書きながら自分の人生を振り返り、これからの時間をどう過ごしたいかを考えるきっかけになります。
また、家族にとっても「本人の思いが分かる」ということは大きな安心につながります。
「どうしたらいいのだろう…」と迷うことが減り、心の負担を和らげてくれます。
書き始めは“気軽に”
「難しそう」「全部書けるかな」と思う必要はありません。
まずは 好きなこと、趣味、旅行の思い出 などを書いてみる
「もしものときは、この人に連絡してほしい」と1人だけ記してみる
感謝の気持ちを一言だけ残してみる
そんな気軽な一歩からで十分です。
終活は“未来を明るくする活動”
終活やエンディングノートは「人生を閉じるためのもの」ではなく、これからを自分らしく、安心して過ごすためのものです。
ご自身の歩みを大切にしながら、未来の安心へつながる準備を少しずつ始めてみませんか?