2026.07.29
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もし健診で高血圧と言われたら?
「特定健診受診者のデータを用いて、高血圧患者の未治療者における血圧コントロールの実態と、その達成に関わる要因を明らかにすることを目的に動向調査を実施した」と発表したのは、大阪大学大学院医学系研究科および神戸薬科大学の、産学共同研究グループです。具体的には、「受診者の約58%が次回健診受診時に降圧目標血圧140/90mmHg未満を達成していましたが、130/80mmHg未満を達成したのは、約18%だけであった」と述べています。加えて、「降圧目標を達成した人の特性を分析した結果、達成率が悪い要因となったのは、高齢(70歳以上)、血圧重症度(中等度、重度)、居住エリア(農地・工業地域で医療機関が少ない)、前回の健康診断でも高血圧を指摘されている、生活習慣の改善意欲の向上なし等の項目であった」とも述べています。当プレスリリースによると、「高血圧患者は全国で4300万人と推定されていますが、その中で降圧治療を実施し正常血圧の人は1200万人(27%)に留まっており、1250万人(29%)は降圧治療でもコントロール不良、340万人(11%)は高血圧を認識しても未治療、1400万人(33%)は高血圧を認識していないという現状」だそうです。そうした中、今回の調査で判明したのは、「達成率向上に寄与した最も強い要因は過去の高血圧の指摘無し、次に強い要因は健診時の血圧重症度でした。第3要因はそれぞれの集団によって異なり、降圧薬なしで降圧した軽度高血圧の集団ではy-GTP(肝臓機能を評価する数値。タンパク質を分解し、肝臓の解毒作用に関与する酵素の一つ)が低下している人の達成率が高く、中等度および重度高血圧の集団では健診時の中性脂肪値が低い人の達成率が高い傾向があった」と指摘しています。本共同研究グループは、今回の動向調査について「特定健診で生活習慣病を指摘された場合には保健指導が行われますが、公共団体で実行する保健指導で対象者全員に充分な指導を行うためにはリソースが十分でなく、効率的な生活習慣指導を行う必要があります。本研究で得られたような降圧効果が得られやすい集団の特性分析を活かし、より効率的な生活指導を期待されます」と結んでいます。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2026/20260709_2
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

