2026.07.29
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脂肪肝炎モデルマウスの全身症状をAIで数値化
肥満や代謝異常を背景に肝臓で脂肪蓄積、炎症、線維化が進行する疾患である、「代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)」は、肝臓の炎症や線維化が起こるとともに、疲労、かゆみ、不安・抑うつ、食欲低下などの「肝臓外症状」を伴うことがあるそうです。ただ、これらの症状を実験動物で再現性よく評価することは困難であったといいます。そこで、東京大学大学院農学生命科学研究科らの研究グループは、AI行動解析システム(SHIGUSA)を開発し、それによって活動、摂食、飲水、立ち上がり、グルーミング、ひっかき行動を解析した、と発表しました。その結果、「MASHの進行に伴って夜間活動量が早期から低下し、摂食行動の減少、摂食を伴わない飲水行動の増加、グルーミングおよびひっかき行動の増加が認められた」と延べています。これらの行動変化は、従来の肝障害マーカーだけでは十分に説明できない全身状態の変化を捉えている可能性があるとも述べています。本研究グループは、「代謝機能障害関連脂肪肝炎を『肝臓だけの病気』としてではなく、全身の行動・感覚・情動に影響する疾患として捉えるための新しい評価基盤を提示するものです」と結んでいます。
AIが脂肪肝炎モデルマウスの全身症状を数値化——24時間のAI行動解析により、肝臓障害に伴う新たな行動指標を発見—— | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

