2026.07.29
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人と人工音声パートナーが一緒に歌うと?
人が人と一緒に歌う場合と、人工音声のパートナーと一緒にあわせて歌う場合と、ふたつの歌唱における協調の仕組みがどう異なるのかを検証した、と発表したのは神戸大学大学院人間発達環境学研究科の研究グループです。そこで明らかになった点は、「参加者は人工パートナーと一緒に歌うときよりも、人間のパートナーと一緒に歌うときに、相手を先回りしてあわせる予期的同期の傾向をより強く示すとともに、より正確に相手の歌に自身の歌のタイミングを合わせていることが分かった」と述べ、「歌っている相手の映像を見ながら歌う場合には、相手に先行する予期的な同期の傾向が強まることもわかった」ということです。これらの結果から、人間の歌声や動作には、相手が次にどのように歌うかを予測するための情報が含まれている可能性が示唆されたそうです。今回の研究の背景として、当プレスリリースは次のように説明します。今日音声合成技術が大きな進歩を遂げている中、機械は人間に極めて近い音声を作り出すことができることは周知の事実です。すなわち、音声は、人間と機械の相互作用や協調行動において中心的な役割を果たしている一方で、様々な場面において、人間と機械が音声を介して円滑なやりとりを行うことや、協調して一緒にタスクを遂行することには、未だに多くの問題が残されているといいます。なぜなら、人間と機械が互いの行動の流れを把握し、他者がこれから何をするのかを予期することの難しさがあるからです。本研究グループは、「今後は、歌声のタイミングの揺らぎや呼吸音、体の動きを詳細に調べることで、人と人工パートナーのダイナミックな協調を成功させるための知覚情報を明らかにする予定です。この知見は、人間同士のように自然に協調できるAIやロボットの設計に役立つと期待されます」と結んでいます。
人間は人工音声とどのようにして一緒に歌うのか | 神戸大学ニュースサイト
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

