港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.29

  • ニュース

信頼できる「つながり」に格差

「日本人2,574名(487歳)の大規模調査で、つながり(ソーシャルキャピタル:SC)が、高い層と低い層の二峰性に分布することを発見した」と発表したのは、東北大学大学院情報科学研究科/加齢医学研究所らの研究グループです。「この二峰性は子ども・親・子どものいない成人の全世代で見られた」と述べています。「SCの二極化を分けるのは収入・学歴ではなく、共感力などの心理特性と幼少期の親子関係の質であった」とも述べています。このソーシャルキャピタルですが、「人と人との間に形成される信頼、互恵性、支援、協力関係などの社会的資源のことで、本研究では、単なる知人や友人の数ではなく、信頼できる人がいること、困ったときに支え合えること、互いに協力できることに着目している」と説明しています。さて、本研究ですが、具体的には、全国横断調査と独立した脳画像研究により、高SC群と低SC群に分かれる二峰性分布を示すことを実証したとのことです。因みに、脳画像解析では、高SC群では脳ネットワーク全体のスモールワールド性(ネットワークが、近くの領域同士のまとまりやすさと、遠くの領域同士を効率よくつなぐ性質を併せ持つこと)が有意に高く、Theory of Mind(他者の心の理解)に関わる角回・楔前部・前内側前頭前野に低SC群との違いが見られたと述べています。本研究グループは、「つながりの格差を、心理・親子関係・脳という多層から捉えたもので、孤独・孤立対策やウェルビーイング施策に科学的基盤を提供します」と結んでいます。

https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/07/press20260722-01-bimodal.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む