2026.07.29
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卵巣がんで免疫療法が「有効なタイプ」を発見
抗がん剤や免疫療法が効きにくいとされてきた「卵巣明細胞がん」の一部に、免疫療法が有効なタイプが存在すること、その鍵が炎症に関わるタンパク質「IL-17」であることを、ヒトとマウスの両面から明らかにした、と発表したのは近畿大学医学部産婦人科学教室医学部および理化学研究所生命医科学研究センターの共同研究グループです。卵巣明細胞がんは、卵巣がんの組織型のひとつで、日本人では卵巣がんの約4分の1を占め、抗がん剤が効きにくく治療が難しいことで知られています。因みに、タンパク質「IL-17」は、免疫細胞などがつくる、炎症に関わるたんぱく質(サイトカイン)の一種です。さて、研究内容ですが「抗がん剤や免疫療法が効きにくいとされる卵巣明細胞がんの中に、免疫療法が効きやすいタイプが一部存在することをヒトとマウスの両方で発見した」と述べています。また、炎症に関わるタンパク質「IL-17」が、がん細胞に直接作用し免疫細胞を呼び込み攻撃しやすい環境をつくることが明らかにしたとも述べています。本共同研究グループは、「まず、180例のヒトの卵巣明細胞がんの組織と遺伝子情報を解析。その結果、卵巣明細胞がんでは免疫細胞の数自体は少ないものの、ごく一部(約5%)に炎症に関わるタンパク質であるIL-17が強く働いているタイプがあり、それらのがんでは免疫細胞が集まって活性化している「炎症のサイン」が見られることが分かった、ということです。そして、この成果は、卵巣明細胞がんに限らず、がん細胞自身が形成する炎症環境が免疫療法の効果を左右するという、幅広いがん種にも共通する可能性のある新たな知見を示すものです、と結んでいます。
https://www.atpress.ne.jp/news/4602254
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

