2026.07.29
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「おいしい」を増強する脳のホットスポットとは?
ヒトは誰でもおいしいものをまた食べたくなります。実は、脳内には甘味に対する「おいしさ」快反応(甘い砂糖のような報酬刺激を得たときにヒトや動物が体験する心理的状態のこと)を制御するホットスポットが存在しているそうです。その「おいしい」を増強する脳のホットスポットを発見した、と発表したのは福井大学学術研究院医学系部門らの研究グループです。さらに、「隣接する別の部位では逆に快反応が抑制されることも分かり、同じ脳領域内に精密な機能分化があることが示された」とも述べています。さらに、匂いの価値づけや報酬に対する動機づけに関与すると言われている「嗅結節」の前内側部を刺激すると、他の快情動関連領域も同時に活性化することが確認され、嗅結節が匂いと味を統合し「風味による満足感」を生み出す神経ネットワークの一部として働く可能性が示された、とも述べています。本研究グループは、「食事の目的は単なる栄養摂取にとどまらず、おいしさを楽しむことは生活の質(QOL)や精神的健康とも密接に関係しています。花粉症やカゼ等で鼻がつまると、食べ物の風味やおいしさが分かりにくくなります。嗅覚障害では食事の楽しみが失われ、QOLが低下することが問題となっています。さらに近年、『おいしさ』をはじめとする快情動の調節が、食欲異常や依存症などの病態と関係することが注目されています。そのため、『おいしさ』快情動を生み出す神経回路を理解することの重要性が高まっています。本研究成果は、『おいしさ』快情動の脳内メカニズムを明らかにし、食と脳の関係性の理解を一歩深める基盤的知見となります」と結んでいます。
https://www.med.u-fukui.ac.jp/result/43440/
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

