2026.07.29
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関節を動かすと、運動後の脳活動がより活発になる?
札幌医科大学大学院保健医療学研究科らの研究グループは、「筋収縮後に生じる脳活動(β帯域事象関連同期)が、関節運動を伴わない場合よりも、関節運動を伴う場合に大きくなることを明らかにした」と発表しました。当プレスリリースによると、「ヒトの脳活動には様々なリズムがあり、なかでも,β帯域(13~30 Hz)の脳活動は運動の後に増大することが知られている」とのことです。この現象は「β帯域事象関連同期」と呼ばれ、運動に伴う感覚情報の処理に関与するとか。ただ、これまで、運動様式の違いがこの「β帯域事象関連同期」に及ぼす影響は十分に明らかにされていなかったといいます。そこで、本研究グループは、「指を動かす『示指伸筋』を収縮させる課題を、関節運動を伴わない条件と関節運動を伴う条件で実施し、その際の脳波と脳磁図を記録」。その結果、関節運動を伴う条件では、関節運動を伴わない条件よりも運動後の「β帯域事象関連同期」が増大したと述べています。実は、「脳卒中患者では麻痺の程度によって,筋収縮は可能であっても十分な関節運動を伴わない場合や、関節運動を伴う運動が可能な場合がある」とのこと。本研究では、健常成人を対象に、関節運動の有無が「β帯域事象関連同期」に及ぼす影響を調査したという訳です。本研究グループは、「本研究結果は,関節運動を行うことが困難な患者を含む、脳卒中患者を対象とした今後の研究において、「β帯域事象関連同期」を解釈するための基礎的知見を提供します。今後は、本研究結果の臨床的意義を検討するために、脳卒中患者を対象とした縦断的な研究が期待されます」と結んでいます。
https://web.sapmed.ac.jp/jp/news/press/cg9o020000000y2x.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

