2026.07.22
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高齢者の神経障害性とサルコペニアの関連
国立長寿医療研究センター整形外科部の研究グループは、「高齢者の神経障害性疼痛が筋肉の量と関連していることを、腰部脊柱管狭窄症の手術患者における骨格筋量の解析から明らかにした」と発表しました。当プレスリリースによると、「神経障害性疼痛とは、神経の損傷や炎症により起こる疼痛で難治性であることから慢性化しやすく、治療に抵抗することも少なくない疾患です。日本においては有病率が約6.4%と推定され、高齢者に多いことが知られている」とのことです。例えば、腰部脊柱管狭窄症でも神経障害性疼痛を引き起こしますが、下肢の神経障害により痛みやしびれで歩行が困難になることで治療薬の効果がみられない場合は手術により治療することも少なくないとか。近年、慢性疼痛は加齢による筋肉の減少であるサルコペニアとの関連についての研究結果が報告され、治療への応用が期待されているといいます。本研究では、腰部脊柱管狭窄症患者の下肢骨格筋量を調べ、手術による神経障害性疼痛の改善の程度が下肢骨格筋の多さと関連していないか解析したと述べています。その結果、片側のみの下肢神経障害性疼痛を呈する260例の腰部脊柱管狭窄症の下肢骨格筋量を、二重エネルギー吸収法を用いて評価。神経障害性疼痛のある側の下肢筋肉量は、疼痛のない下肢と比べて骨格筋量が有意に少なくなっていることが分かったといいます。本研究グループは、「加齢とともに筋肉が減少するサルコペニアも老化に伴う炎症が要因と考えられており、神経由来の炎症の誘発を抑制することでサルコペニア治療につながる可能性があることが示されました」と結んでいます。
https://www.ncgg.go.jp/hospital/news/20260714.html
SM

