2026.07.22
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mRNA-LNP ワクチンの高い効果を支える免疫機構を解明
東京大学大学院医学系研究科免疫学および同大学医科学研究所ワクチン科学分野、東京理科大学生命医科学研究所分子病態学部門の共同研究グループは、「mRNA-LNP ワクチンが強力な T 細胞免疫を誘導する仕組みを解明した」と発表しました。このmRNA-LNP ワクチンは、「抗原タンパク質をコードする mRNA を脂質ナノ粒子に封入して投与し、体内の細胞で抗原タンパク質を産生させることで免疫応答を誘導するワクチン」のことで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンとして世界的に実用化されて広く知られるようになりました。しかし、なぜ mRNA-LNP ワクチンが T 細胞免疫の活性化に優れているのか、その細胞レベルでの仕組みは十分に解明されていなかったといいます。本共同研究グループは、mRNA-LNP ワクチンが従来型ワクチンとは異なる抗原提示経路を利用し、強力かつ持続的な抗原提示を介して、強力な抗原特異的 CD8 T 細胞応答を誘導することを明らかにしたと述べています。ご存じのように、mRNA-LNP ワクチンは、感染症予防だけでなく、がん免疫療法への応用も期待されている革新的なワクチンプラットフォームで、特に、「抗体産生に加えて細胞傷害性 CD8 T 細胞を強力に誘導できる点が大きな特徴である」とも述べています。本共同研究グループは、「本成果は、感染症ワクチンだけでなく、がんワクチンや細胞性免疫を重視する次世代ワクチン開発の理論的基盤となることが期待されます」と述べ、また、「mRNA-LNP 製剤の有効性や安全性を理解する上でも重要な知見となります」と結んでいます。
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400292848.pdf
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

