港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.22

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体をサビから守る仕組みとは?

人間は酸素を取り入れて生きています。そして、その酸素を使ってエネルギーを作り出すのですが、その過程で、一部の酸素が体の中で酸化力の強い「活性酸素」というものに変化をします(文部科学省の健康管理検定のHPから引用)。この活性酸素は、適量であれば、体にとって重要な働きをしてくれますが、過剰になると、血管や細胞などを酸化させてしまうそうです。これが「体がさびる」(酸化ストレスの状態)ということで、体の老化を早めてしまうのです。さて、本題ですが、「酸化ストレスから体を守るタンパク質の働きが弱いラットで、慢性腎臓病が自然に進行することを発見した」と発表したのは、岡山大学学術研究院教育学域および学術研究院医療開発領域、東京大学医科学研究所 先進動物ゲノム研究分野の共同研究グループです。「腎臓でミトコンドリアの異常、細胞死、炎症、線維化がおきることが明らかになった」と述べています。当プレスリリースによると、慢性腎臓病は、腎臓の働きがゆっくりと低下し弱っている状態のことで、進行すると体の中の老廃物や水分を十分に排出できなくなり、透析や腎移植が必要になることがあるといいます。ただ、慢性腎臓病の発症や重症化には、糖尿病、高血圧、加齢などさまざまな原因が関わりますが、腎臓の細胞にたまる酸化ストレスや、細胞のエネルギーを作るミトコンドリアの異常も重要と考えられています。とはいえ、これらがどのように慢性腎臓病を進行させるのかを、生体内で詳しく調べられる動物モデルは限られていたそうです。そこで、本研究では、細胞が“サビつく”というような酸化ダメージから体を守るタンパク質「チオレドキシン」の働きが弱くなると、慢性腎臓病が自然に進行することを、ラットを用いて明らかにしたのです。このラットでは、腎臓の働きが少しずつ悪くなり、尿タンパク、高血圧に加え、腎機能の低下につながる線維化が認められるなど、人の慢性腎臓病に似た変化がみられたと述べています。本共同研究グループは、「今回の研究で見つかったラットは、人の慢性腎臓病に似た特徴を自然に示す新しいモデルです。慢性腎臓病の進行には、腎臓の細胞が傷つくだけでなく、炎症や線維化が複雑に関わります。このラットを用いることで、病気のどの仕組みを抑えれば腎臓を守れるのかを調べやすくなります。将来的には、酸化ストレスを抑える治療、ミトコンドリアを守る治療、細胞死を抑える治療など、新しい治療法の開発に役立つことが期待されます」と結んでいます。

https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1570.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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