2026.07.22
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骨肉腫の新たな治療法の可能性
小児および若年者に最も多い骨肉腫(悪性骨腫瘍)は、肺転移が患者の予後を大きく左右すると言われています。そこで、岐阜大学大学院医学系研究科整形外科学の研究グループは、愛媛大学との共同研究で、「解糖系の代謝酵素である『乳酸脱水素酵素A「LDHA)』の抑制が骨肉腫の肺転移を抑制することを新たに発見した」と発表しました。この乳酸脱水素酵素A(LDHA)は、「細胞がエネルギーをつくる際に働く酵素の一つで、糖を分解して乳酸をつくる過程(解糖系)を助けています。がん細胞ではLDHAが過剰に働くことが多く、がん細胞の増殖や生存、転移に関与することが知られている」ということです。本研究では、マウス骨肉腫モデルを用いて肺転移のプロセスを解明し、その結果がヒト骨肉腫細胞や患者由来の腫瘍組織にも当てはまることを検証。そして、マウス骨肉腫細胞では「乳酸脱水素酵素A(LDHA)」を作る量を減らすと、肺転移を抑制することを発見したと述べています。乳酸脱水素酵素A(LDHA)」は、ヘッジホッグシグナルという細胞間の情報伝達システムを介して骨肉腫細胞の移動を高め、その結果として肺へのがんの転移を促進することを明らかにしたとも述べています。本共同研究グループは、「LDHAやヘッジホッグを標的とした治療は、骨肉腫の肺転移などを抑える新たな治療戦略となる可能性があります」と結んでいます。
https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/07/entry16-15203.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

