港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.22

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認知症の人とそうでない人の腸内環境の違い

腸内細菌と認知症の関係について研究を続けている国立長寿医療研究センターによると、認知症の人と認知症でない人計128人の便に含まれる細菌を比較したところ、認知症でない人の45%では「バクテロイデス」という細菌が多く検出されているのに対し、認知症患者の場合は15%にとどまったそうです(7月10日付ヨミドクター)。つまり、これは両者の腸内フローラが大きく異なっていたことを意味しています。因みに、バクテロイデスは善玉菌として定義されています。例えば、免疫機能を活性化させ、炎症を抑制する働きがあるというように。ただ、増えすぎてもいけないようです。この腸内細菌を増やすためには、わかめ、めかぶ、ひじきなどの海藻類、りんごなどに含まれる水溶性食物繊維がいいようです。さらに、食生活と認知症の関係に言及すると、「認知症でない人は認知症の人よりも日本食スコアが高い」というのです。日本食スコアとは、米飯、みそ、魚介類、緑黄野菜、海藻類、大豆類、果物、キノコ類などです。つまり、牛肉や豚肉をあまり摂取しない食生活のことです。加えて、魚介類をよく食べている人に認知症でない人が多いとも言います。コーヒーに関しては、脳の機能に良い影響を与えている可能性もあるとか。むしろ摂取量がある程度多い人の方が認知症リスクは下がるのではと述べています。もちろん、腸内環境や日本食が認知症に影響するメカニズムの全容が解明されているわけではありませんが、腸内細菌にはさまざまな菌が存在し、これらから産出される物質が腸から血流に乗って脳で炎症を起こし、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積されるアミロイドβの量を加速させる可能性もあるのではないかと述べています。WHOの指針によれば、糖尿病、高血圧、脂質異常症は認知症のリスク因子と言われていますが、生活習慣病予防のために私たちができることはカロリーや脂質を過剰摂取しない食生活です。日々のそうした努力が認知症リスクを下げることをお忘れなく。

https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20260701-GYTET00001/

 SM

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