2026.07.15
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脳卒中後の失語症でみられる日本語の仮名と漢字の書字障害とは?
横浜市立大学大学院医学研究科 神経内科学・脳卒中医学の研究グループは、横浜市立脳卒中・神経脊椎センター、横浜新都市脳神経外科病院、横浜南共済病院との共同研究により、「脳卒中後の失語症でみられる日本語の仮名と漢字の書字障害には、それぞれ異なる部位の脳神経線維の損傷が関わっていることを明らかにした」と発表しました。具体的には、「脳卒中後に失語症をきたした患者315名を対象に、MRI画像と失語症検査データの大規模解析を行なった」と述べています。その結果、「仮名の書字障害は脳の背側に位置する音韻処理に関わる経路の損傷と、漢字の書字障害は腹側に位置する意味・語彙処理に関わる経路の損傷と、それぞれ強く関連することが示された」とも述べています。本研究グループは、今回の研究を行った背景として、次のように説明しています。「脳卒中などで脳の特定の部位が損傷すると、『仮名だけ』あるいは『漢字だけ』が書けなくなる・読めなくなることがあり、仮名では音韻処理に関わる経路、漢字では意味・語彙処理に関わる経路が相対的に重要であるとする『読み書きの二重経路仮説』が提唱されてきたといいます。ただ、その根拠の多くは症例報告や少数例での検討に限られていたとも述べています。従って、本成果は、「これまで主に症例報告や少数例の検討から支持されてきた仮名と漢字の神経基盤の違いを、大規模な脳卒中後失語症データにより裏づけるものです」と述べ、「今後、失語症の病態理解や、患者さん一人ひとりの症状に応じたリハビリテーション戦略の個別化につながることが期待されます」と結んでいます。
https://www.yokohama-cu.ac.jp/res-portal/news/2026/20260710higashiyama.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました .
SM

