2026.07.15
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慢性腎臓病と有酸素運動
慢性腎臓病は初期にはほとんど自覚症状がなく、「沈黙の臓器」と呼ばれているそうです。この病気、進行すると疲労感、むくみ、尿量の変化、かゆみ、腎性貧血などが現れるとか。慢性腎臓病(CKD)の発症・進⾏予防のためには、腎機能の指標として広く⽤いられる「推算⽷球体濾過量」の経時的変化を評価し、腎機能低下を早期に把握することが重要であるそうです。 そうした背景において、近年、その経過的変化に関連する因⼦の⼀つとして、「全⾝持久⼒や⼼肺機能を表す有酸素性運動能⼒が注⽬されている」と述べるのは、筑波大学体育系の研究グループです。具体的には、地域情報誌を通じて研究対象者を募集し、適格基準に合致した 198 ⼈ を解析対象者とし、⾃転⾞エルゴメーターを⽤いた有酸素性運動能⼒の評価および⾎液検査を実施し、5 年間にわたり腎機能を追跡調査したそうです。そして、その間の eGFR slope から加齢に伴う腎機能低下を評価したと述べています。その結果、追跡開始時における解析対象者の有酸素性運動能⼒は、全体として正常範囲内でしたが、⼀⽅で、追跡開始時に有酸素性運動能⼒が⾼い人では、その後の eGFR slope の低下度合いが⼩さいことが明らかになったそうです。すなわち、有酸素性運動能⼒の⾼い人では、腎機能が 20%以上低下するリスクが低いことが⽰されたといいます。本研究グループは、「運動習慣や体⼒維持を⾏うことで、腎機能低下を予防できると考えられ、新たな腎機能低下予防戦略の構築に役⽴つことが期待できる」と述べ、「⾝体活動や運動習慣が腎機能低下に影響を及ぼす⽣理学的メカニズムについても詳細に検討し、CKD の発症・重症化予防に向けた新たなスポーツ医学的戦略の構築 につなげていきます」と結んでいます。
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20260710143000.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

