港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.08

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子ども時代の経済困難と高齢期のうつ傾向の関係

「子ども時代に経済的な困難があっても、その後の人生で困難が和らいだ高齢者は抑うつ傾向が低い」と発表したのは、東京都健康長寿医療センター研究所の研究チームです。具体的には、「全国から無作為抽出された60歳以上男女1,324人を対象に、子ども期から高齢期までの経済的困難の移り変わりと現在の抑うつ傾向との関連を調べたところ、子ども時代は経済的に苦しかったものの、人生の途中でそれが徐々に和らいだ人では、人生を通じて困難が続いた人に比べて抑うつ傾向が低いことが分かった」と述べています。加えて、子ども期、若年成人期、中年期、現在の4時点における経済的困難の度合いから、対象者の経済的困難の推移は、5つの軌跡に分類されたとか。そして、「経済的困難が徐々に和らいだ群」では、「一貫して経済的困難が強かった群」よりも、抑うつ傾向が低いことが示されたといいます。因みに、「この関連は、現在の所得や学歴、両親の学歴、健康状態などを考慮(統計学的調整)しても認められ、男性よりも女性で顕著であった」そうです。こうした研究を実施した背景として、「経済的に厳しい状況が心の健康と関連することは、これまでも知られていました。しかし従来の研究の多くは、子ども時代や現在など特定の時期の経済状況に注目するもので、経済的な困難が人生の中でどう移り変わり、健康とどう結びつくのかは、特にアジア諸国では十分に検討されてこなかった」と述べています。本研究チームは、ただ「本研究の結果は、子ども時代の経済的な困難だけで高齢期の心の健康が決まるわけではなく、その後の人生で困難から徐々に抜け出していく経験が、高齢期の抑うつ傾向の少なさに関わる可能性を示しています。子ども時代の貧困や経済的困難を防ぐことに加え、教育、職業訓練、就労、再就職、社会保障などを通じて、人生の途中からでも経済的困難を和らげられる社会をつくることが、高齢期の心の健康にもつながると考えられます。人生の出発点は変えられなくても、その後に経済的困難から抜け出せる機会は、社会の支援によって広げることができます」と結んでいます。

https://www.tmig.or.jp/research/news/nid00001346.html

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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