港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.08

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新たな歯周病治療薬開発への期待

30歳以上の成人の約8割が罹患、あるいは予備軍であるとされている「歯周病」。その原因細菌Porphyromonas gingivalis (ポルフィロモナス・ジンジバリス、以下ジンジバリス菌)がヒトへ感染し歯垢を形成するのに重要な役割を果たす付着器官「Mfa線毛」の立体構造を世界で初めて明らかにした、と発表したのは鳥取大学医学部細菌学分野、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、広島大学、長崎大学の共同研究グループです。当プレスリリースによると、「ジンジバリス菌は口腔内から肺に侵入し誤嚥性肺炎を引き起こし、血中へ侵入して全身に広がることで、糖尿病、アルツハイマー、リウマチ、脳梗塞、心疾患、早産など、様々な疾患を発症、悪化させる一方、ジンジバリス菌を完全に排除する方法、薬は未だない」ということです。そこで、本共同研究グループは、ジンジバリス菌がヒトの組織や他の細菌に付着する際に利用する「Mfa線毛」のありのままの構造を世界で初めて明らかにした、と述べています。このことで、「ジンジバリス菌が線毛を介して、どのようにヒトに付着し感染するのか、細菌間で結合しバイオフィルム( 細菌が表面に付着して形成する集合体)を形成するのかを分子レベルで理解できるようになった」と述べています。そして、そのことで、「ジンジバリス菌の付着・感染を阻害する分子の設計に向けた創薬標的構造(ドラッグデザインの鋳型)として活用でき、新たな歯周病予防・治療薬開発の基盤となることが期待されます」と結んでいます。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/98622

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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