港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.01

  • ニュース

歯間清掃と舌ブラシで健康長寿

「口腔内の細菌は誤嚥性肺炎の原因となることが知られていますが、地域で自立して暮らす高齢者における口腔ケアと死亡リスクとの関係は十分に明らかになっていなかった」といいます。そこで、東京科学大学医歯学総合研究科 歯科公衆衛生学分野の研究チームは、「全国の65歳以上の高齢者を対象とした大規模追跡データを分析し、複数の日常的な口腔保健行動と全死因死亡リスクとの関連を検証した」と発表しました。具体的には、「全国の高齢者9,676人を6年間追跡した結果、歯間清掃具や舌ブラシを使用している人では、全死因死亡リスクが有意に低いことが明らかになった」といいます。すなわち、歯間清掃や舌ブラシといった簡便で低コストである口腔保健行動が、健康寿命の延伸や健康長寿の実現に寄与する可能性が示された、とも述べています。日常的な口腔保健行動と死亡リスクとの関連を検討した本研究では、歯が1本以上あり、機能的に自立している人の死亡発生率は1,000人年あたり17.3件でした。また、さまざまな背景要因を考慮して解析した結果、歯間清掃具を使用している人では死亡リスクが約11%、舌ブラシを使用している人では約23%低いことが明らかになったといいます。本研究チームは、「超高齢社会を迎えた日本において、日常生活の中で取り組みやすい口腔保健行動の重要性を示す知見として、高齢者の健康づくりや介護予防施策への活用が期待されます」と述べ、「今後は、歯間清掃具や舌ブラシの使用が死亡リスクの低下と関連する仕組みについて、誤嚥性肺炎の予防効果を含めた潜在的なメカニズムをさらに解明していく必要があります」と結んでいます。

https://www.isct.ac.jp/ja/news/1bz0ie035mmy

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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