港区立高輪いきいきプラザ

2026.07.01

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結核とは違う「非結核性肺抗酸菌症」とは?

結核菌以外の抗酸菌が肺に感染して起こる「非結核性肺抗酸菌症」。非結核性抗酸菌は土や水などの環境中にいる菌で、結核菌とは異なり人から人には感染しないそうです。日本呼吸器学会のHPに教えられました。菌の種類は150種類以上あり、非結核性肺抗酸菌症の80%がマック菌で、次に多いカンサシ菌が10%だとか。女性にやや多く、年間約8,000人が発症していると述べています。肺結核が年々減少しているのに対して、逆に非結核性肺 抗酸菌症は増加しているといいます。感染の経路ですが、主に浴室や土を扱う作業で空気中にただよう非結核性抗酸菌を吸い込むことにより感染するとか。さて、本題ですが、「日本で流行している非結核性抗酸菌を対象とした必須遺伝子の網羅的同定に世界で初めて成功した」と発表したのは、藤田医科大学感染症研究センター及び広島大学IDEC 国際連携機構、神戸市健康科学研究所の共同研究グループです。「新規抗菌薬の標的探索に向けた重要な基盤情報になる可能性がある」とも述べています。加えて、「これまで非結核性抗酸菌の研究は、日本の臨床で問題となっている菌株とは異なる遺伝系統の株を用いて行われることが多く、実臨床で重要な系統の理解は十分ではなかった」といいます。そこで、本研究では、日本で流行している東アジア系統の非結核性抗酸菌株と他系統の比較解析を実施したそうです。その結果、遺伝系統を超えて共通する必須遺伝子と、系統ごとに異なる必須遺伝子の存在を明らかにするとともに、遺伝子の必要性が菌株によって変化する「必須性の可塑性」を初めて示した、と述べています。 これらの成果により、今後、非結核性抗酸菌株の特徴解明が進み、新規抗菌薬の標的探索に向けた重要な基盤情報となることが期待されるとも述べています。本共同研究グループは、「日本の臨床で問題となっている非結核性抗酸菌株における遺伝子必須性の全体像を初めて明らかにした点で重要な成果であり、一方で、系統間で共通する必須遺伝子は想定より少なく、菌株間の違いが大きいことが明らかとなりました」と述べ、「今後は解析対象となる菌株数をさらに拡大し、系統ごとの特徴をより詳細に明らかにすることで、創薬ターゲットの精緻化や個別化治療戦略の構築につながることが期待されます」と結んでいます。

https://www.fujita-hu.ac.jp/news/vsfo8q000001rd8f-att/vsfo8q000001rdam.pdf

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

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