港区立高輪いきいきプラザ

2026.06.24

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塩分濃度の高い「死海」で泳ぐ生物とは?

ヨルダンとイスラエルの国境に広がる塩湖「死海」。塩分濃度は30%を超え、水温も1050°Cの間で大きく変動するそうです。このような厳しい環境でも生息する数少ない生き物の一つである単細胞のアーキア(古細菌)に注目したのは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)とロシア科学アカデミータンパク質研究所の研究チームです。そこで、この生き物が厳しい環境で生きるために持つ体の仕組みを、詳しく調べたそうです。研究チームは、クライオ電子顕微鏡を使った単粒子解析法で、古細菌のフィラメント(細胞からのびる繊維)を作るタンパク質の立体構造を決定。このフィラメントは、長い尾のような形をしており、泳ぐために欠かせない役割を果たしていると述べています。加えて、「この古細菌は、これまで知られていなかった、フィラメントの外側をおおう“鞘(さや)”のような構造を持っていますが、この鞘がフィラメントを強くし、ねばり気のある環境の中でも効率よく泳げるようにしている」とも述べています。因みに、細菌と古細菌は、およそ40億年前に共通の祖先から分岐したと考えられているそうです。当プレスリリースによると、「細菌のべん毛(古細菌におけるそれに相当するフィラメント)には、外鞘構造(外側を覆う仕組み)をもつものがあります。しかし、これまで、このような構造を持つ他の古細菌は確認されていませんでした。本研究は、これらの生き物の移動を支えるフィラメントにおいて、生き物が似た課題に対して、別々の道をたどりながらも似た仕組みにたどり着く『収斂(しゅうれん)進化』の最初の例を示している」といいます。 本研究の研究者の一人は、「生命がどのように進化し、環境に合わせて変わってきたのかを知るうえで、とても興味深い結果です。例えば、数十億年という長い年月をかけて、細菌と古細菌は、それぞれ違う方法でありながら、泳ぐための似た仕組みを作り出してきました。古細菌は、私たちの哺乳類の細胞のような真核細胞の祖先であるため、このような生き物を調べることで、まだ多くのことを学ぶことができるでしょう」とコメントしています。

https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2026/6/3/extreme-adaptation-helps-dead-sea-single-celled-organisms-swim

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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