2026.06.24
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「スマートデクライン」とは?
人口減少があっても、住民のウェルビーイング(well-being)や町の持続可能性を維持・向上させる考え方を「スマートデクライン」と呼ぶのだそうです。大阪公立大学大学院生活科学研究科都市科学研究室の研究グループは、その重要性を明らかにするために、全国の中小自治体に居住する約5,500人を対象に、人口減少と生活満足度ならびに13種類の生活領域ごとの満足度との関係を分析した、と発表しました。その結果、「人口減少が進むほど、現役世代では『ワークライフバランス』、高齢者世代では『介護支援』に対する満足度が、生活満足度を支える要因として重要性が増すことを明らかにした」と述べています。加えて、高齢者世代では「介護支援」に対する満足度の中で、「介護費用」や「配偶者の就労状況」が、人口減少が進む自治体ほど生活満足度と強く結びつく傾向が確認されたといいます。実は、全国の「人口減少都市」の割合は2022年時点で75%を超えていたそうです。そこで、人口減少を前提に住民のウェルビーイング(well-being)の維持・向上を目指す「スマートデクライン」の重要性が指摘されているのですが、ただ、それは理念にとどまり、「どのような政策が、どの地域で有効なのか」という実践的な知見は乏しいままだとか。そこで、今回の調査研究に至ったという訳です。本研究では、人口減少が進む中小自治体において、画一的な政策ではなく、地域の特性や状況に応じたスマートデクライン政策が必要であることを示した、と指摘し、具体的には、「現役世代に対しては高速通信網などデジタル基盤の整備、高齢者世代に対しては介護費用の安定と介護者への支援が、限られた行政資源を投じるべき優先分野として示唆されている」と述べています。本研究グループは、「今後は、公的な介護基盤の充実や直接的な経済支援を組み合わせた公正なスマートデクラインの制度設計を、実証的に検討していく必要があります」と結んでいます。
https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-24509.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

