2026.06.19
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キノコに含まれるエルゴチオインとは?
「エルゴチオネイン」のことをご存じですか?以前、本欄でも取り上げましたが、これは抗酸化作用のある、アミノ酸の一種です。このエルゴチオインは多くキノコに含まれる成分ですが、認知症の発症リスクを低減させる可能性がある、と九州大大学院医学研究院衛生・公衆衛生学の研究グループが昨年発表しました。実際、地域住民を対象に行ったコホート研究で明らかにしています。時事メディカルの記事(6月18日付)によると、「調査開始時の血液中のエルゴチオネイン濃度で参加者を4グループに分けると、最も高いグループは、最も低いグループと比べて認知症を発症するリスクがほぼ半減していた」と述べています。すなわち、アルツハイマー型認知症でも、それ以外の認知症でも同様の傾向だったといいます。加えて、エルゴチオネイン濃度が高い人の認知症リスクの低下は、野菜の摂取量と関係なく認められたそうです。ただし、「エルゴチオネインそのものが認知症を予防するのか、エルゴチオネインが豊富なキノコを多く摂取することが良いのかについては明らかになっていない」とも述べています。本研究グループは、「タンパク源の肉、魚、大豆、食物繊維や抗酸化物質を摂取できる野菜など、バランスの取れた食事の一環でキノコを取り入れる。その結果として血液中のエルゴチオネイン濃度が高まればよい、と考えてはどうか」とアドバイスしています(同記事より引用)。
キノコに含まれる成分~認知症リスク低減の可能性(九州大大学院 二宮利治教授)~|トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
SM

