港区立高輪いきいきプラザ

2026.06.17

  • ニュース

血管の強度や柔軟性を維持する役割

千葉大学大学院医学薬学府らの共同研究グループは、近年老化を研究するモデルとして注目されている小型淡水魚のゼブラフィッシュを利用して遺伝性脳小血管病「CADASIL(カダシル)」の新しい疾患モデルを世界に先駆けて確立した、と発表しました。因みに、遺伝性脳小血管病カダシルは、脳の⼩さい⾎管が障害されることで脳卒中(脳梗塞と脳出⾎)を繰り返して、認知症を発症する病気だそうです。本研究では、「脳血管周囲での血管の強度や柔軟性を維持する役割を持つ『IV型コラーゲン』の機能低下が病態進行に関わっていることが明らかになった」と述べています。このカダシルは、遺伝子の異常によって発症しますが、多様な変異や現れる症状が異なることも知られていました。そして、これまで従来のマウスモデルでは、ヒトで見られる記憶障害や脳萎縮を十分に再現できないという課題があったといいます。そこで、ヒトに近い血管構造や老化過程を持つゼブラフィッシュに着目し、病態再現と進行機構の解明を目指したと述べています。本共同研究グループは、「カダシルの原因遺伝子変異とIV型コラーゲンの関係の理解に向けた新たな知見を提供するものであり、新たな治療標的の同定が望まれます。また、本研究により、ゼブラフィッシュがマウスモデルを補完し、ヒトの病態を再現できる有用なモデルであることが示されました。今後は、遺伝性脳小血管病カダシルの発症メカニズムの解明がさらに進むことが期待される」と結んでいます。

 https://www.chiba-u.jp/news/research-collab/post_687.html

画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む