2026.06.10
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動物が決まった時間に休眠するのはなぜ?
動物は食欲不足や寒冷環境など厳しい環境を生き延びるために、一定の低代謝状態を保つこと、つまり「休眠」することのタイミングを脳の概日時計が制御している仕組みを解明した、と発表したのは名古屋大学環境医学研究所らの共同研究グループです。因みに、概日時計とは、生き物の体の中にある一日およそ24時間のリズムを作る体内時計のことです。本研究では、さらに「脳の概日時計中枢である視交叉上核から視索前野へ投射するGABA(神経伝達物質)作動性神経が、休眠のタイミング制御に重要な役割を果すことが明らかになった」とも述べています。実は、休眠を示す動物では休眠は特定の時刻に起こることが知られていて、脳の概日時計が制御していることは判明していたのですが、どのような神経回路や分子によって休眠の時刻情報が制御されるかについては分かっていなかったとか。本研究では、マウスを用いてその制御のタイミングを調査。その結果、正常なマウスでは、休眠が主に夜間から明け方にかけて起こることが判明。一方、概日時間の出力に異常を持つマウスでは、休暇が一日の様々な時間帯で発生。そのタイミングも乱れていたそうです。このことから、概日時計が休眠の時刻を決めていることが示されたといいます。そして、脳の概日時計中枢である視交叉上核の神経活動に注目したという訳です。本共同研究グループは、「今後は、視交叉上核から視索前野へと伝わる神経情報がどのように代謝を低下させ休眠情報を引き起こすのか、その詳細な分子・神経メカニズムの解明を進めていきたい」と結んでいます。
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2026/05/post-1004.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

