港区立高輪いきいきプラザ

2026.05.29

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会話中に脳のスイッチはどう変わる?

脳機能イメージング研究においては、これまでは「見たものを言葉に変換する過程」と「言葉から心的イメージを生成する過程」は、それぞれ別々の課題として研究されてきたそうです。ところが、実際のコミュニケーションでは、人は会話の中で「話す」「聞く」という役割を素早く切り替えながら相互作用しているため、こうした自然な対話においては脳がこれら二つの過程をどのように使い分けているのかは、これまで十分に分かっていなかったと言います。そこで、名古屋大学大学院情報学研究科、理化学研究所脳神経科学研究センター、および立命館大学総合科学技術研究機構の共同研究グループは、2台のMRI装置を接続した「ハイパースキャニングfMRI」を用い、リアルタイムで会話している二人の脳活動を同時に計測したそうです。参加者は、顔写真の特徴を相手に説明する「話し手」と、相手の説明だけを頼りに顔を頭の中に思い描く「聞き手」を交互に担当。また、伝える情報量についても「少ない条件」と「多い条件」の2段階を設定しました。そして、対話課題を遂行中の両者の脳活動を比較した結果、役割ごとに特徴的に活動する脳領域に加えて、両方の役割で共通して活動するコア領域(下前頭回、頭頂間溝、紡錘状回顔領域)の存在が明らかになったそうです。さらに、これらのコア領域同士の影響関係を解析したところ、脳領域間の連携の仕方が話し手と聞き手で動的に切り替わっていることが示されたとか。このことが意味するのは、視覚・言語・認知制御に関わる脳システムが、コミュニケーションの役割に応じて柔軟に再構築されるという事です。本研究グループは、今回の研究成果は、「人と人との自然なコミュニケーションを支える脳の仕組みの理解を深めるものであり、視覚と言語の橋渡しに困難を伴うさまざまな疾患の理解や、ヒトのコミュニケーションを支援するブレイン・コンピュータ・インタフェースの開発への応用が期待されます」と結んでいます。

会話中の脳は「伝える」と「思い浮かべる」を切り替えていた ~脳ネットワークの連携は役割に応じて変化する~ - 生理学研究所

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

 

 

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