2026.05.20
- ニュース
うつ病の新規バイオマーカーとは?
「脳脊髄液中のエタノールアミン濃度が、他の精神疾患と比較して大うつ病性障害(うつ病)で低下していること、神経伝達物質であるセロトニンおよびドーパミンの代謝物の濃度と相関すること、また電気けいれん療法(ECT)を受けたうつ病患者さんでは治療後に濃度が上昇することを明らかにした」と発表したのは、国立精神・神経医療研究センター (NCNP) 精神保健研究所行動医学研究部および帝京大学医学部精神神経科学講座の共同研究グループです。この「エタノールアミン」が示すうつ病のメカニズムと診断・治療の可能性を示すもので、新規バイオマーカーや新しい治療法開発への道が開けたと述べています。本研究では、「うつ病様行動モデルラットの脳脊髄液中ではエタノールアミン濃度が低下し、さらにエタノールアミンを含む飲水を4週間投与した群では、うつ病様行動の改善が認められた」と述べています。本共同研究グループは、「今後、エタノールアミンを新たな治療法へと発展させるためには、異なる動物モデルでの検証や、安全な投与法の検討、創薬シーズとしての開発研究が必要です。産学連携を含めた取り組みにより、日本発の新しい治療戦略につながることが期待されます」と結んでいます。
https://www.ncnp.go.jp/topics/detail.php?@uid=57hXKUTs1zU02en1
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

