2026.05.13
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人の姿勢はこれから起こる乱れにどのように備えているのか?
「人は姿勢の乱れを予測できると、外乱が起こる前から無意識に姿勢を調整しますが、その際、重心は前へ動くのに、後方へ働く筋が活動するという一見矛盾した現象が見られる」と発表したのは、電気通信大学大学院情報理工学研究科 機械知能システム学専攻および東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻の研究グループです。本研究によって、この現象が筋力だけでなく重力をも利用した合理的な姿勢制御戦略であることを明らかにした、と述べています。すなわち、人が将来起こる姿勢の乱れを予測して、あらかじめ重力を活用しながら姿勢を調整している仕組みが明らかになったとも述べています。当プレスリリースによると、人は、床が傾くなどの変化を事前に予測できる場合、その影響を小さくするために、外乱が起こる前から重心を移動させて備えるそうです。しかし、その際に見られる筋活動と身体運動の関係には、従来の単純な制御の考え方では説明しにくい点があり、その仕組みは十分にわかっていなかったといいます。そこで、本研究では、「ヒトを対象とした実験と筋骨格シミュレーションを組み合わせることで、この現象のメカニズムを解析した」そうです。そして、その結果、「人は筋力だけで身体を動かしているのではなく、重力による身体の動きをうまく利用しながら、効率的に姿勢を調整していることが分かった」と述べ、「このような制御は、将来の身体状態を予測しながら、その時々で最も適した動きを選ぶ仕組みから自然に現れることが示された」ということです。今回の知見によって、「姿勢制御の新たな理解を提供するとともに、転倒予防や神経疾患のリハビリテーション、人間らしい動きを実現するロボット制御への応用が期待されます」と結んでいます。
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20260512100000.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

