港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.15

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全身麻酔薬と脳の神経細胞

「全身麻酔薬が脳を一様に抑制するとは限らない」と題してプレスリリースを発表したのは、神戸大学大学院医学系研究科講座麻酔科学分野の研究グループです。具体的には、全身麻酔が脳の神経活動に与える影響を調べたところ、麻酔薬ケタミンが一部の神経細胞を活性化するという特徴的な作用が明らかになった、と述べています。つまり、特にケタミンにおいては一部の神経細胞(興奮性ニューロン)が活性化されたというのです。実は、脳の働きは興奮性ニューロンと抑制性ニューロンとのバランスによって成り立っているそうです。そして、このバランスが崩れると意識障害や精神症状が生じる可能性があるといいます。こうしたことは、麻酔の本質的理解だけでなく臨床上も重要な課題であると述べています。ただ、これまでに脳全体の平均的な活動を評価する手法が中心だったそうです。そこで、本研究では異なる種類の神経細胞に着目し、麻酔薬が脳の神経回路に及ぼす影響をより詳細に明らかにしたという訳です。今後は、全身麻酔が神経細胞ごとに異なる影響を及ぼすことが明らかになったことで、術後せん妄や意識障害の発症にどのように関与しているかを解明する研究の進展が期待されるとともに、例えば抗うつ作用などの治療効果の理解にもつながるだろう」と結んでいます。

https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/20260409-67727/

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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