2026.04.10
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mRNAワクチン接種による⼼筋炎とその対策
「細胞内に存在する⼩器官で、主に酸素を利⽤してエネルギーを産⽣する役割を担う」ミトコンドリア。その機能低下がmRNAワクチン接種による「心筋炎」を誘導する、と発表したのは筑波大学医学医療系の研究グループです。具体的には、新型コロナウイルスに対するワクチン接種後、mRNAワクチンに含まれる人口脂質がミトコンドリア由来の活性酸素を増加させ、ネクロブトーシスと呼ばれる炎症性細胞死を引き起こすことが明らかになったと述べています。一方、ミトコンドリア特異的抗酸化剤や細胞死阻害剤により、心筋炎が抑制されることを確認したといいます。加えて、女性ホルモンによる細胞内シグナルを活性化する薬剤が心機能低下を予防することが分かったそうです。本研究グループは、「mRNA ワクチン接種後⼼筋炎の発症において、ミトコンドリアの状態が重要なリスク 因⼦となることが明らかになりました。今後、ミトコンドリア機能を指標としたリスク評価法の開発により、発症リスクが評価できるようになると期待されます。また、ミトコンドリア機能を標的とした予防 的介⼊(抗酸化剤や細胞死制御薬など)が副反応の軽減につながることも考えられます」と結んでいます。
SM

