2026.04.10
「認知症サポート医」と「認知症初期集中支援チーム」
「認知症診療の核『サポート医』と、現場のプロ『支援チーム』、二つの力で、住み慣れた街での生活を守る」と題し、国立長寿医療研究センターは、認知症サポート医と認知症初期集中支援チームの役割についてホームページに掲載しています。その中で、認知症の診断やケアを行うには、単に医学的な専門知識だけでなく、地域の介護・福祉制度との深い連携が欠かせないといいます。実際、その核となる存在が「認知症サポート医」です。これは「厚生労働省の認知症施策に基づき専門研修(国立長寿医療研究センター等が実施)を修了し、認知症診療に習熟した医師のこと」だとか。つまり、認知症サポーター(養成講座を受けたボランティア)との違いは、医師の資格を持っていることです。主な活動は、かかりつけ医のサポート。「かかりつけ医」が診断や治療、対応に困った際に、専門的な視点から相談・アドバイスを行うのが認知症サポート医であると述べています。加えて、「地域の医師を対象とした『かかりつけ医認知症対応力向上研修』の講師を務めるなど、地域全体の医療レベルの向上を目指しているそうです。一方、「本人が頑なに受診を拒否している」「介護サービスを使い始めたいが、どうすればいいか分からない」といった、受診前や診断直後の混乱期に最も頼りになるのが、市町村が運営する「認知症初期集中支援チーム」です。当HPによると、このチームは、前述の認知症サポート医を含んで、保健師、看護師、社会福祉士、作業療法士などの多職種で構成される、いわば「認知症対応の多職種で構成される専門チーム」であり、主な役割は、自宅を訪問しての評価(アセスメント)、ご本人の思いや状況を尊重しながら適切な医療機関への受診を勧めること、介護保険サービスの手配、そしてご家族を支援することだそうです。ともあれ、「最近、同じことを何度も聞くようになった」「慣れた道で迷うことがある」「以前より怒りっぽくなった……」など、様々な変化を感じたとき、「年のせいだろう」と自分を納得させようとするか、あるいは「認知症だったらどうしよう」という強い不安から、相談を先延ばしがちです。こんな時に役立つのが「認知症サポート医」と「認知症初期集中支援チーム」という訳です。認知症は、早期に正しい診断を受け、適切な対応を始めることで、進行を緩やかにできる場合があると言いますから、もし異変に気付いたら、早めに医師の診断を受けることをお勧めします。
認知症診療の核『サポート医』と、現場のプロ『支援チーム』、二つの力で、住み慣れた街での生活を守る | 国立長寿医療研究センター
画像はHPから引用させて頂きました。
SM
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