2026.04.08
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抗アミロイドβ抗体薬の導入実態とは
2023年12月に発売が開始したアルツハイマー病に対する抗アミロイドβ抗体薬ですが、その導入実態について詳細な報告を行った、と発表したのは東京都健康長寿医療センター脳神経内科の研究グループです。当プレスリリースによると、「本治療を希望して受診した患者のうち実際に治療を開始したのは約20%に留まった」と述べています。その理由ですが、主な要因は疾患の進行、アミロイド陰性、副作用への懸念などだったとか。特に、75歳以上の高齢者・男性および認知機能障害が軽微な層で治療開始率が低いことが確認されたとか。具体的には、もの忘れ外来を受診して来院した456名のうち、209名が治療について詳細な説明を受ける第二段階に紹介され受診した患者は205名。そのうち最終的に治療を開始できたのは87名であり、上述のように全体の20%に留まったということです。本研究によって、皆保険制度下においても、医学的な適格性や患者・家族の意思決定によって、治療に至る患者が限られる現実を浮き彫りにしたと述べています。本研究グループは、「今後は、より安全で負担の少ない治療法の開発とともに、患者が治療を選択できるような共同意思決定を支援する体制の構築が重要である」と結んでいます。
<プレスリリース>日本の国民皆保険制度下におけるアルツハイマー病治療薬・抗アミロイドβ抗体薬の導入実態|研究成果|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

