2026.04.08
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健常からエンド・オブ・ライフまで、内在的能力も評価できる新しいフレイルティ評価票
国立研究開発法人国立長寿医療研究センターらの共同研究グループは、「健常からエンド・オブ・ライフまで経時的に内在的能力も評価できる新しいフレイルティ評価票を開発した」と発表しました。当センターのHPによると、「この評価票は、保健・医療・介護分野の専門職の方が高齢者の健康状態を多職種の観点から、総合的かつ簡易に評価するために作成された」ということです。さらに、特別な許可などは必要なく、非営利目的であれば一般の方を含め、どなたでもお使いいただけると述べています。因みに、フレイルとフレイルティの違いですが、「フレイル」は、健常と要介護の中間的な段階(要介護状態に至る前段階)と定義され(日本老年医学会、フレイルに関する日本老年医学会からのステートメント、 2014年)、体重減少、身体機能の低下、活動量の減少等から評価されます。一方、「フレイルティ」は健常から死亡に至る心身機能の脆弱を意味し、加齢に伴い心身の機能が低下し、疾患や生活機能障害が増加することにより要介護状態や死亡などのリスクが増した状態のことを意味するそうです。ともあれ、「人生100年時代を最期まで充実して過ごすためには、健常の頃からフレイルティの評価を行い、適切な対策を講じることが重要である」と述べています。さらに、近年は、心身機能の保持に焦点を当てた「内在的能力(Intrinsic capacity)」の評価も、高齢期のヘルスケアにおいて重要であることが世界保健機関(WHO)より示されているそうです。つまり、その人らしく幸せな高齢期を過ごすためには、体だけでなくこころの健康を含む内在的能力を総合的に評価することが大切であるということです。本共同研究グループが開発した、新しいフレイルティ評価票は「保健・医療・介護分野の多職種の専門家だけでなく、どなたでも利用可能な内容となることを目指した」と述べ、「定期的に利用することで、個人の健康状態を経時的に評価することができます。フレイルティ評価票を活用し、ご自身やご家族、患者様や被介護者の方等のフレイルティの程度とともに、内在的能力を把握することをお勧めします」と結んでいます。
https://www.ncgg.go.jp/ri/report/20260306.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

