2026.04.08
- ニュース
ミツバチの驚異的な現場判断力
ミツバチは、巨大で整然とした六角形の巣を構築する能力を持っていますが、 腹部の腺から分泌した小さな蜜蝋タイルを無数に積み重ねることで、工学的な機能性と数学的な美しさを兼ね備えた六角形の巣房構造を作り上げると言われています。しかし、いったいどのようにして、このような見事な六角形の巣を作り上げることができるのでしょうか? この疑問に答えるべく、山梨大学大学院総合研究部生命環境学域の研究チームは、「ミツバチの不思議な造巣能力(巣作りをする能力)の一端を発見した」と発表しました。具体的には、本研究では「あえて六角形ではなく『正方形』の巣穴をミツバチに与えて、その後の巣作りの様子を観察した」そうです。実際、正方形のサイズや配列を様々に変えて試した結果、ミツバチはその違いを敏感に認識して、それぞれ異なる巣作りを行うことが分かったといいます。 例えば、次のように。
(2) 正方形のサイズがミツバチの頭部より大きい場合は、正方形の隆起をそのまま利用して、巣作りを行いました。ただし、ミツバチは正方形の土台の配列のされ方をも敏感に察知して、それぞれに適した形の巣穴を作ったそうです。
これらのことは、「ミツバチが自分の置かれた状況を賢く判断し、異常事態に対して能動的・ 建設的に対処していることを意味している」と述べています。つまりミツバチは、単に本能的に動く作業員ではない、というのです。状況に合わせて巧みに設計変更できる、柔軟で知的な建築家であることが、この研究から分かったそうです。本研究グループは、「ミツバチは、私たち人間が考えるよりも、 ずっと賢く巣作りを行っていることが本研究で明らかとなった」と結んでいます。
https://www.yamanashi.ac.jp/wp-content/uploads/2026/04/20260401-2.pdf
画像はプレスリリースから引用さえて頂きました。
SM

