港区立高輪いきいきプラザ

2026.04.08

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トマト収穫ロボットって何?

人手不足を背景に、農業の現場では「農業ロボット」の重要性が高まっていますが、実は農業ロボットの開発には大量のデータが必要であり、例えば、果実の位置や成熟度を人が一つ一つラベル付けするなど手作業で作成されており、手間と時間がかかるという課題があったといいます。そこで、大阪公立大学大学院工学研究科の研究グループは、「トマト収穫ロボットのAI学習に必要なデータセット(画像とラベル)を仮想環境内で自動生成する新たな手法を開発した」と発表しました。実際に、農園で取得した情報をもとに農業現場を仮想環境に再現し、その中で現実に近い画像を多様に生成できるといいます。加えて、「果実の位置や成熟度などのラベルも自動的に作成できるため、AI学習用データセットを短時間で効率的に構築することが可能である」と述べています。具体的には、「トマトの位置情報をもとにAIの学習に必要な『画像の中のどこにトマトがあるか』という情報も自動的に作成し、画像とその情報をまとめたデータセットを構築」。最後に、そのデータセットを用いてAIを学習させるといいます。そして、「学習したAIがトマトをどれだけ正しく見つけられるかを評価するとともに、仮想環境の条件を変えた場合の検出精度への影響も調べた」ということです。トマトの3Dモデルの形状や明るさの条件、データ数の違いなどを比較することで、どのような条件でデータセットを作るとAIの精度が高くなるかを明らかにしたと述べています。本研究により、手作業によるデータ作成にかかる時間を大きく削減することができたそうです。本研究グループは、「本研究成果をトマト以外の作物にも応用することで、さまざまな農作物の自動収穫技術の発展につながると考えられます。今後は、より多様な環境や作物を再現できる仮想環境を構築し、農業ロボットのさらなる知能化を目指します」と結んでいます。

トマト収穫ロボットのAI学習を自動化~農業現場の人手不足解消に寄与する新技術を開発~|大阪公立大学

 画像はプレスリリースから引用させて頂きました。

SM

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