2026.10.28
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飼い主の「顔と声」が食い違うと、犬の脳波に違いが現れる?
麻布大学獣医学部、奈良先端科学技術大学院大学、先端科学技術研究科情報科学領域らの共同研究チームは、「飼い主の顔と声が伝える感情が一致しないとき、犬の脳波に一致時とは異なる反応が現れることを示した」と発表しました。具体的には、3頭の家庭犬を対象に、「飼い主の『喜び/怒り』の表情と声を組み合わせ、顔と声の感情が一致する場合と一致しない場合の犬の脳波を比較した」と述べています。そこで分かったことは、「顔と声の感情が一致しないときには、一致するときに比べ、声の提示から250~500ミリ秒後に前頭部でより大きな脳波反応が観察された」こと、これは、「犬が、異種であるヒトから受け取る顔と声の感情情報を、神経レベルで統合して処理している可能性を示している」とも述べています。ただ、あくまで対象は3頭であり、犬一般への結論ではないとも。今回の研究が行われた背景ですが、「顔から得られる視覚情報と声から得られる聴覚情報を組み合わせて相手の感情を捉えているのか、また両者が食い違ったときに犬の脳がどのような時間経過で反応するのかは、十分に分かっていなかった」からだといいます。本共同研究チームは、「犬が種を越えてヒトの感情を捉える際に、顔や声など異なる感覚から得られる情報を、いつ、どのように組み合わせているのかを明らかにすることが期待されます」と述べ、「こうした仕組みが、ヒトと犬の長い共生関係のなかで培われた特徴なのか、それとも異なる種の間で相手の状態を捉える際に広くみられる仕組みなのかを比較していくことで、異種間コミュニケーションを支える神経基盤の一般的な理解につながる可能性があります」と結んでいます。
https://www.azabu-u.ac.jp/topics/2026/1021_50077.html
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

