港区立高輪いきいきプラザ

2026.10.28

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治療前の骨格筋量と炎症・免疫指標が口腔癌患者の予後に影響

「サルコペニアとは、病気や加齢が原因で筋肉量や筋力が低下する疾患です。サルコペニアの方が癌になると、生存率や治療完遂率が通常より下がる(=予後が悪化する)といわれています」と述べるのは、広島大学大学院医系科学研究科口腔腫瘍制御学の研究グループで、「口腔がん患者の治療前の骨格筋量と炎症指標から、低骨格筋量、高炎症・低免疫状態は予後に悪い影響を及ぼすことを見出した」と発表しました。具体的には、「口腔癌の患者を対象に、骨格筋量や炎症・免疫指標が予後に及ぼす影響について検討した」ということです。加えて、「口腔がんの患者においては、一次性サルコペニアに嚥下障害が合併しやすく、さらに腫瘍による栄養障害や経口摂取困難が重なり、筋肉量減少が悪化し、二次性サルコペニアを引き起こす可能性がある」とも述べています。当プレスリリースによると、日本人高齢者を対象としたサルコペニア有病率は、男女とも年齢とともに増加し、75〜79歳は男女ともに約22%、80歳以上は男性で32.4%、女性で47.7%となっている、とのことです。そして、がん患者が治療のために入院する急性期病院では、高齢者患者の約15%に新たにサルコペニアが発症するとされ、体の弱い高齢患者のサルコペニア発症に対する入院の影響を調べることは、重要なテーマであると述べています。そのため、本研究では、「口腔がん患者も治療前の骨格筋量や炎症・免疫状態によって、予後に影響があるのではないか」と考え、その影響について検討したという訳です。本研究グループは、「口腔がんにおいても、骨格筋量や炎症指標を含めた全身評価は、従来の口腔がん治療による腫瘍制御に加えて、予後を捉える重要な視点となります。本研究結果から、骨格筋量や炎症・免疫指標が予後を予測する重要な因子であることがわかりました。今後は、口腔がん診療にサルコペニア評価を組み込み、治療前からの評価と介入を通じて、それぞれの状態に適した治療戦略を構築していくことが求められます」と結んでいます。

https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/100734

 画像はプレスリリースから引用さえて頂きました。

SM

 

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