2026.10.21
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くも膜下出血後早期に進行する脳損傷の仕組みを解明
「くも膜下出血(SAH)は、脳動脈瘤の破裂によって起こる重篤な脳卒中ですが、発症時の出血に加え、その後に生じる脳血流低下や脳血管攣縮(れんしゅく)、炎症反応が 患者さんの予後を悪化させ、死亡や重い後遺症、高次脳機能障害につながることが知られています」と述べるのは、金沢大学医薬保健研究域医学系神経解剖学、血管分子生物学、脳神経外科学を中心とした日米国際共同研究チームです。ただ、「これらの病態が発症後具体的にどのような機序で進行し、脳損傷へ至るのかは十分に解明されていなかった」とも述べています。実は、2023 年に、クモ膜下出血発症直後の交感神経の過活動が脳血流低下を引き起こし、神経障害につながることを報告していましたが、本研究では、その後に続く炎症性の血管障害に着目し、好中球が発現するRAGE(細胞内に 炎症性シグナルを伝達する、細胞表面に存在する受容体の一つ)が脳血管攣縮および脳循環障害の誘導因子であることを明らかにした、ということです。すなわち、①くも膜下出血発症直後の交感神経過活動による脳動脈収縮に続き、②好中球 RAGE による炎症性脳血管障害が進行するという、新たな「脳損傷病態シークエンス」 が示された、という訳です。本研究グループは、
https://www.kanazawa-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2026/10/20261015.pdf
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

