港区立高輪いきいきプラザ

2026.10.21

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アレルギー性皮膚炎が治まった後も皮膚に残る「再燃の火種」とは?

「アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性皮膚炎は、症状が改善しても再び悪化する『再燃』を繰り返すことが特徴です。治療の進歩によって、皮膚の炎症やかゆみを抑えることが可能になってきましたが、再燃の予防は依然として重要な課題です」と述べるのは、 京都大学大学院医学研究科および岐阜大学高等研究院One Medicineトランスレーショナルリサーチセンターの共同研究グループです。そこで、「アレルギー性皮膚炎が治まった後も皮膚に残る『再燃の火種』となる免疫細胞と、その維持の仕組みを明らかにした」と発表しました。すなわち、「炎症が治まった後の皮膚に着目し、再燃を引き起こす TRM 細胞の特徴と、その維持の仕組みを解明した」という訳です。具体的には、「複数のアレルギー性皮膚炎のマウスモデルを用いて、炎症が治まった後の皮膚に残る TRM 細胞を詳しく解析。その結果、細胞表面に CXCR6 という分子を持つ特徴的な TRM 細胞を発見した」ということです。そして、この CXCR6 陽性 TRM 細胞は、再び刺激を受けると炎症を促す物質を多く産生し、皮膚炎の再燃を引き起こす「火種」となることが分かったと述べています。さらに、アトピー性皮膚炎患者の皮膚を解析したところ、症状が改善した後も、CXCR6 陽性 TRM 細胞と樹状細胞からなる同様の「免疫細胞の拠点」が残っていることを確認した、とも述べています。本研究グループは、「アレルギー性皮膚炎の症状が治まった後も皮膚に残る記憶 T 細胞の中から、再燃を引き起こす細胞集団と、その維持の仕組みが明らかになりました。炎症やかゆみを抑える治療に加えて、再燃を引き起こす細胞を選択的に標的とし、再燃を防ぐ新たな治療法につながることが期待されます」と述べ、ただ、「本研究で再燃を抑える効果を検証したのはマウスモデルであり、この仕組みを標的とすることでヒトでも再燃を抑えられるかはまだ分かっていないため、今後は、ヒトのアトピー性皮膚炎におけるこの仕組みの役割をさらに検証するとともに、他の慢性・再発性の炎症性皮膚疾患にも同様の仕組みが存在するのかを調べ、 治療への応用を目指します」と結んでいます。

https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2026/10/entry13-15385.html

画像はプレスリリースから引用させていただきました。

SM

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