2026.10.14
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唐辛子は悪役?
唐辛子は、夏には白い花を咲かせて青い実をつけ、秋になると赤く熟します。これを干すとおなじみの香辛料になります。この唐辛子、俳句の世界ではちょっとした悪役ぶりを発揮します。「鬼の眼の泪のごとし唐辛子」(鈴木鷹夫)、「唐辛子だんだん魔女の爪になる」(名村早智子)、「みずからの辛さで曲り唐辛子」(檜紀代)、「もの言わぬ男に食はす唐辛子」(鈴木はつこ)。以上、「俳句発想法 歳時記 秋」(ひらのこぼ著)から引用させていただきました。ところで、唐辛子の原産地は中南米。大航海時代に日本に入ってきたという説がありますが、南蛮貿易の結果なのでしょうか。一方で、中国経由という説もあります。江戸時代にはうどんの薬味として愛用されたとか。七味唐辛子は文字通り7つの成分を調合して構成されたスパイスですが、主に唐辛子、山椒、生姜、胡麻などを調合して作られるのが一般的です。和洋折衷の七味唐辛子は文化の融合とも言えそうです。
SM

