2026.10.07
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糖尿病の悪化と体重減少が膵がん発見の手がかり
「膵がんは、進行してから見つかることが多く、予後の悪いがんです。糖尿病と膵がんには密接な関係がありますが、糖尿病診療における膵がんの診断実態は十分に明らかになっていませんでした」と述べるのは、東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野らの研究グループ。そこで、本研究グループは、「日本糖尿病学会認定教育施設を対象とした全国調査により、糖尿病を合併した膵がん患者2,291例の診断経緯を解析」。その結果、76%の患者は、膵がん診断の3年以上前から糖尿病を有していた、と述べています。加えて、「血糖コントロールの悪化や糖尿病の新規発症(膵がん診断前3年以内に新たに発症した糖尿病のこと)をきっかけに発見された膵がんでは、症状をきっかけに発見された場合と比べて、早期が多く、ステージIVが少ないことが明らかになった」とも述べています。そして、膵がん診断前には、血糖コントロールの悪化に加えて体重減少も高頻度に認められたと述べ、「このような糖尿病の急な悪化に注意することが、膵がん早期発見の手がかりとなる可能性がある」ということです。因みに、「糖尿病の新規発症や血糖コントロールの悪化など、糖尿病に関連する変化をきっかけに膵がんが発見された患者と、腹痛や黄疸などの症状をきっかけに発見された患者について、診断時のステージ分布を比較したところ、糖尿病に関連する変化をきっかけに発見された患者では、症状をきっかけに発見された患者と比べて、早期の割合が高く(11.0%対3.9%)、進行したステージIVの割合が低かった(26.1%対49.5%)ということです。本研究グループは、「今後、糖尿病の悪化の程度や速度、体重減少、年齢、糖尿病罹病期間などを 組み合わせることによって、膵がんのリスクが特に高く、膵臓の精密検査を受けるべき患者を効率よく絞り込む方法を確立し、膵がんの早期診断につなげることが期待されます」と結んでいます。
糖尿病の悪化と体重減少が膵がん発見の手がかりに ―... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

