2026.09.30
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神経性過食症と認知行動療法のメカニズムの解明
「神経性過食症に対する認知行動療法(CBT)の治療メカニズムを解明すべく、全国6機関との共同研究によりCBT前後の脳機能を世界で初めて縦断的に解析した」と発表したのは、千葉大学社会精神保健教育研究センターおよび同大子どものこころの発達教育研究センターの研究チームです。その解析結果は回の通りです。①CBTの治療効果は、報酬評価や視覚処理に関わる安静時脳機能の変化と関連している可能性 ②CBTの実施前に身体知覚や認知制御に関わる安静時脳機能が保たれているほど治療効果が得られやすい可能性があると述べています。当プレスリリースによると、神経性過食症は「過食」と「体重増加を防ぐための嘔吐や下剤乱用等」を繰り返す摂食症であり、生涯有病率は特に女性で2%と高い疾患ですが、体型や体重への強いこだわりと、一方での制御困難な過食・代償行動に悩まされ、生活の質が大きく損なわれるといいます。ただ、認知行動療法(CBT)が第一選択の治療であるものの、この治療の前後で縦断的に脳機能の変化を解析する研究は行われていなかったといいます。今回の研究によって、「CBTの治療効果は物事の報酬評価や衝動制御、視覚処理に関わる安静時脳機能の変化と関連していることが示唆され、また治療前に身体の知覚や思考のコントロールに関わる脳機能ネットワークが強いほど治療効果が得られやすい可能性も示された」と述べ、「この成果は、認知行動療法(CBT)が神経性過食症の患者さんの脳機能にどのような影響を与えているか、また治療の恩恵を得られやすくする準備として何が必要かなどを考える手掛かりとなり、認知行動療法(CBT)のプログラムを改良する上で有用な基礎的知見となることが期待されます」と結んでいます。
神経性過食症に対する認知行動療法のメカニズムの解明 ―治療効果に関わる脳機能変化と、治療反応を予測する脳機能の探索― | 国立大学法人 千葉大学|Chiba University
画像はプレスリリースから引用させて頂きました。
SM

