2026.09.23
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精神疾患の診断別にメタボリックシンドロームの有病率を算出
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)精神保健研究所公共精神健康医療研究部の研究グループは、「精神疾患の診断別にメタボリックシンドロームの有病率を算出し、何らかの精神疾患を持つ人は持たない人と比べ、有病率が高いこと、また有病率は診断によって異なり、特に有病率の高い診断群があることを明らかにした」と発表しました。具体的には、「医療レセプト情報から同定した、40~64歳までの精神疾患を持つ198,692名、および、精神疾患を持たない4,341,521名を対象とし、性別、診断グループ別に、特定健康診査データを用いてメタボリックシンドロームの有病率を算出。その分析の結果、メタボリックシンドロームの有病率は精神疾患の有無に関わらず、男女ともに年齢とともに上昇するが、男女ともに、全ての年齢層において、何らかの精神疾患を持つ人は持たない人よりも有病率が高いことが明らかになった」ということです。すなわち、「統合失調症、双極性障害、うつ病を持つ人のメタボリックシンドロームの有病率は、40~64歳までのすべての年齢層において、精神疾患を持たない人と比べて高いこと、これらの疾患に加え、男性では、器質性精神障害、心的外傷後ストレス障害を持つ人で、特にメタボリックシンドロームの有病率が高いこと、そして女性では、器質性精神障害、知的障害、発達障害を持つ人で、特にメタボリックシンドロームの有病率が高いこと」が明らかになったとも述べています。本研究グループは、今回の知見で示された、「精神疾患を持つ人におけるメタボリックシンドロームの有病率の高さは、精神疾患を持つ人では、身体疾患のリスクもまた高いことを示しています。しかしながら、精神疾患を持つ人では、身体疾患の適切な治療が受けにくいことや、予防のためのサービスも利用しにくいことが報告されています」と述べ、「今後もわれわれの研究グループでは、身体疾患の予防や治療状況をふくむ精神疾患を持つ人への医療サービスを評価する研究を進め、研究成果を医療計画や地域医療構想等の医療提供体制に関する施策につなげる活動を行なっていきます」と結んでいます。
https://www.ncnp.go.jp/topics/detail.php?@uid=HVyDzm1z09SzZdEI
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

