2026.09.23
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高齢者の身体機能を適切に評価できるツールとは?
東京都健康長寿医療センターは、産学共同で、「皮膚表面に貼り付けるシート型ウェアラブル圧力センサを用いて、すばやく力を出す能力(瞬発力)を示す*筋力発揮率(RFD)を簡単に推定する技術の有用性を検証した」と発表しました。具体的には、「高齢者を対象にしたRFD推定調査において、本センサによる推定と、従来から使用される大型装置による推定を比較したところ、両者に有意な相関が認められました。これにより、将来的に大型装置を使用せず、小型・軽量な圧力センサを用いてRFDを推定できる可能性が示された」と述べています。因みに、このRFDですが、当プレスリリースによると、「瞬発的な筋力発揮における加速性能を表す指標」であり、筋力そのものよりも移動能力や転倒リスクとの関連が強く、心身の機能が低下した高齢者では顕著な低下がみられることが知られているそうで、そのため、身体機能低下を捉える有用な評価指標として注目されている、といいます。つまり、「高齢者が自立した生活を長く維持するためには、身体機能の低下を適切に評価し、予防につなげることが重要である」という訳です。実は、東京都健康長寿医療センターは、健康長寿を支えるため、加齢に伴う身体機能の変化や骨格筋の特性に関する研究を進めており、地域在住高齢者を対象とした研究を通じて、身体機能の簡便かつ客観的な評価法の開発に取り組んできたと述べています。本産学共同研究グループは、「今後、対象者数を増やした検証や測定条件の最適化を進め、より精度の高い評価技術へ展開し、2030年までに本技術の社会実装を目指します。地域健診、介護施設、リハビリテーションなど、これまでRFDの推定が難しかったさまざまな場面で活用し、身体機能低下の予防に貢献します」と結んでいます。
https://www.tmig.or.jp/research/news/nid00001470.html
*筋力発揮率(RFD:Rate of Force Development)
筋肉が力を発揮し始めてから、どれだけ素早く力を高められるかを示す指標。単に「どれだけ大きな力を出せるか」でなく、「どれだけ素早く力を発揮できるか」を評価する点が特徴です。例えば、つまずいた際に素早く足を踏み出す、椅子から素早く立ち上がるといった動作では、瞬時に力を発揮する能力が重要になります。そのため、RFDは高齢者の転倒予防や身体機能の評価において重要な指標の一つと考えられています(当プレスリリースから引用)。
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

