港区立高輪いきいきプラザ

2026.09.23

  • ニュース

高カロリー食と認知機能低下の関係

「高カロリー食が認知機能を低下させる仕組みを明らかにした」と発表したのは、東京科学大学国際医工共創研究院脳統合機能研究センターらの共同研究グループです。実は、これまでも多くの研究から、高カロリー状態では脳の働きが低下することが示されていたそうです。加えて、糖尿病やアルツハイマー病のリスク因子となることも知られています。ただ、どのような仕組みで脳機能が低下するかは分かっていなかったといいます。そこで、本研究では、高カロリー食によって次のことが判明したと述べています。すなわち、少し専門的な話になりますが、「PQBP(神経細胞などで働くタンパク質)という遺伝子の発現量が低下し、脳神経細胞同士をつなぐ『シナプス』の構成分子に異常が生じ、神経回路の働きが低下することが明らかになった」といいます。今回の研究によって、高カロリー状態による認知機能低下のメカニズムが解明されたわけですが、一方で「鍵となるタンパク質PQBPの量を調整することで過食や肥満、糖尿病に伴う脳機能低下に対する新たな予防、治療法の開発につながる可能性が示された」とも述べています。本共同研究グループは、「今回検討した治療法の中にはすでに市販されている糖尿病治療薬も含まれていることから、関連する医薬品も含めヒトへの応用の可能性を検討することが期待されます」と延べ、「知的障害やアルツハイマー病への関与もすでに知られていることから、これらの疾患に対しても同様の経口薬や遺伝子治療を応用できる可能性があります」と結んでいます。

https://www.isct.ac.jp/ja/news/31kg0fk6vxpf

 画像はプレスリリースから引用させていただきました。

 SM

一覧へ戻る

カテゴリ
年月で絞り込む
年
月