2026.09.09
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心房細動術後の心不全リスク
「心房細動アブレーションを受けた患者の942名を対象に、術前の腎機能および尿検査の情報を用いて国際的な『腎臓病診療指針であるCKD(慢性腎臓病)リスク分類』の分布と予後との関連を解析した」と発表したのは山口大学大学院医学系研究科器官病態内科学講座の研究グループです。本研究が意図するところは、心房細動アブレーション患者において、腎臓病リスクを単なる合併症として扱うのではなく、長期的な心不全リスクを層別化する重要な指標として位置付けた点であると述べています。加えて、従来の血液検査(eGFR)に尿所見を加えることで見落としがちな高リスク患者を早期に発見・介入できるとも述べています。本研究グループは、「本研究は単施設の後ろ向き観察*研究であるため、今後は定量的な尿アルブミン測定*を含む前向き研究や多施設研究により、今回の知見を検証する必要がある」と述べ、「心房細動治療後の心不全予防と地域CKD(慢性腎臓病)対策に資する治療・研究を推進していきます」と結んでいます。
https://www.yamaguchi-u.ac.jp/weekly/51729/index.html
*尿アルブミンは、腎臓が損傷すると血液中アルブミンが尿中に漏れ出します。
*後ろ向き観察とは、「すでに収集された過去のデータを基に、ある曝露(Exposure)と結果(Outcome)の関係を調べる研究」です。
*前向き観察とは、「研究における対象者の曝露(Exposure)を確認し、その後のアウトカム(Outcome)発生を追跡する研究」です。
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

