2026.09.09
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高齢者が「住まい」に見いだす意味とは?
「高齢者が『住まい』に見いだす意味とは何か」と題し、その人らしい暮らしを支える在宅ケアのあり方を提起したのは、 名古屋大学大学院医学系研究科および千葉大学運営基盤機構ダイバーシティ推進部門、千葉大学大学院看護学研究科の研究グループです。今回の研究の参加者は、男性33人、女性21人で平均73,3歳でした。健康上の気がかりは筋骨格系で自律歩行は可能。居住状況は一軒家36人、集合住宅18人、持ち屋48人、賃貸住宅6人という内訳です。さて、この参加者たちが語った内容で明らかになったことは、①生活が自律的で自立していること(他者から干渉されない自由と他者に迷惑をかけない自立性が保たれていること)、②生活の継続性を支える住環境があること(周辺地域を含む住環境に安心安全・静穏性・利便性が備わっていること) 、③慣れ親しんだ愛着のある場所であること(慣れ親しみと個人史やこだわりに根ざした愛着を感じられること) 、④自分にとって意味ある他者とのつながりがあること(心地よい距離感で他者とつながり役割を通じて支え合うこと)、という4つの意味に整理されたと述べています。なぜこのような調査研究を行ったかについて、本研究グループは、介護が必要になっても住み慣れた場所で暮らし続けることを望む高齢者が多い点を挙げています。ただ、一方で私的な生活空間を公的な場へと変質させることは、生活体験を損なわせてしまうという問題があります。そこで、高齢者が住まいに見いだしている意味を理解し、その人の暮らしを尊重することが求められると述べています。本研究の成果について、「住まいの意味」に関する知見の多様性を高めることができたと述べ、同時に住まいの意味を個別的に理解することが必要であるとも述べています。そして、「住まいの意味を尊重するケアの基盤は、生活へのコントロール感覚、住環境への慣れ親しみと愛着、その人が望む距離感と役割を尊重しながら、自立・安全・他者とのつながりを支えることです」と結んでいます。
https://www.nagoya-u.ac.jp/researchinfo/result/2026/09/post-1064.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

