2026.09.02
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江戸時代の精密な木製の義歯
「江戸時代に日本で独自に発展した木製の義歯が、使用者の顎の形に精密に合わせて製作されていたことを、世界に先駆けて数値的に証明した」と発表したのは東北大学大学院歯学研究科および同大学学際科学フロンティア研究所の研究グループです。「義歯の内面と顎骨の形状を三次元解析で比較することで、多数の遺骨の中から義歯の持ち主を統計的に特定できることを実証した」と述べています。柘植(ツゲ)などの硬い木材を削り出して作成された木床義歯は、日本で独自に発展した歯科技術による木製の義歯(入れ歯)だそうです。当プレスリリースによると、「江戸時代の木床義歯は現代の総義歯と類似した形状を既に獲得しており、審美目的だけでなく食事が可能な適合性を有していたと推定されていますが、これまで科学的な評価は行われていなかった」ということです。本研究では、「江戸時代の湖雲寺跡遺跡(東京都)から出土した遺骨と、被葬者が用いていた木床義歯との形状について三次元解析を実施」。その結果、義歯と骨との直接的な形状比較によって義歯の使用者本人と他者の判別が可能であることを実証したと述べています。本研究グループは、「江戸時代の木床義歯が高精度に上顎骨に適合して製作されていたことを定量的に示す世界に先駆けた報告であり、考古学的遺骨における義歯を用いた個人識別の可能性を初めて科学的に示すものである」と述べ、「今回の手法は、現代の身元不明遺体における義歯を活用した法医学的個人識別への応用など、新たな鑑定手法の確立に寄与することが期待されます」と結んでいます。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2026/08/press20260831-04-denture.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

