2026.09.02
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「働いて働いて働いて働いて働く筋肉の話」
「働いて働いて働いて働いて働く筋肉の話」と題し、東京都健康長寿医療センターの加齢変容研究チームは、「骨格筋の健康寿命への関わり」などについて大変興味深い研究内容を発表しています。第一に、私たちの体を動かす骨格筋は体重の40%に及ぶ巨大な臓器であること、そして体温調節や血液循環の補助、内分泌機能など様々な働きを持っていること、従って骨格筋の量や質を保つことが健康にとって重要であると述べています。加えて、一方で骨格筋がカギとなる様々な疾患が存在するとも述べています。つまり、骨格筋への理解が私たちの健康寿命を伸ばす上で重要な要素となっているのです。因みに、骨格筋も細胞でできているそうです。本研究では、骨格筋が高い再生能力を有していると述べ、その重要な鍵が骨格筋幹細胞であるといいます。なぜなら、いざ損傷があるとその刺激によって活性化・増殖をして筋芽細胞となり、のちに筋繊維と融合することで再生が完了するのですが、こうして骨格筋幹細胞は休眠状態と活性化を繰り返し、たとえ筋肉を酷使し損傷しても骨格筋の再生力を維持することができると述べています。ところで、健康寿命にとってなぜ骨格筋が大切であるかについてですが、近年マイオカインという骨格筋から分泌される「生理活性物質」が注目されるようになったそうです。このマイオカインは骨格筋から安静時あるいは運動による筋収縮に応じて放出され、全身の臓器に影響を与えていることが分かったとか。その効果は、「認知機能の改善、抗がん作用、炎症の抑制、骨の形成、脂肪の分解、神経細胞の成長、インスリンの分泌など多岐にわたる」と述べています。要は、骨格量は体を動かすためだけの器官ではなく、健康寿命を支え、全身のさまざまな臓器と情報のやり取りをする重要な臓器であるということが明らかになったという訳です。本研究チームは、今後「基礎研究から得られる新たな知見を医療へとつなげることで、健康寿命の延伸や筋疾患の克服に繋がることが期待されます」と結んでいます。
https://www.tmig.or.jp/research/news/nid00001443.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

