2026.08.28
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「アトピーマーチ」のメカニズムとは?
東京理科大学生命医科学研究所らの国際共同研究グループは、「アトピー性皮膚炎などの局所的な皮膚の炎症が、食物アレルギーや喘息、さらには致死的な全身性アナフィラキシーへと進行する『アトピーマーチ』の根底にある細胞・分子メカニズムを解明した」と発表しました。本研究では、「まずマウスモデルを用いた実験を行い、アトピーマーチにおいては、2型サイトカイン「IL-13」がB細胞やT細胞ではなく、特定の樹状細胞に作用して抗原提示能を著しく向上させ、アレルゲンに高親和性のIgE抗体の産生を誘導することで、全身性アナフィラキシーへ至ることを発見した」と述べ、次に「ヒトのアトピー性皮膚炎患者の皮膚やアレルギー患者の末梢血でも、IL-13受容体発現陽性cDC2の増加と血中アレルゲン特異的IgE値との相関が確認された」とも述べています。本共同研究グループは、「アトピー性皮膚炎における抗IL-13抗体医薬の高い臨床的有効性のメカニズム的根拠を提供するものです。また、フラクタルカイン受容体の阻害薬がアトピーマーチに有効である発見は、新たなアレルギー疾患治療戦略の開発に大きく貢献することが期待されます 」と結んでいます。尚、本研究の研究者は次のように話しています。「アトピー性皮膚炎のある人は、さまざまなアレルギーを起こしやすいことが知られています。近年では、化粧品に含まれる食品由来の成分や、ダニの唾液に含まれる物質、さらには赤身肉に含まれる糖が、知らないうちに皮膚から体内に入り、食事をきっかけにアナフィラキシーショックを引き起こしてしまうケースが社会的な問題となっています。私たちの研究は、このような『アレルギーが連鎖的に起こる仕組み』をどのようにコントロールできるかを明らかにすることを目的に行われました」。
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20260807_2769.html
画像はプレスリリースから引用させていただきました。
SM

